環境省は、平成25年10月22日にパシフィコ横浜で開催した、1)アジアにおける低炭素都市形成セミナー、及び2)アジア低炭素発展に向けた企業セミナーの結果を公表した。1)では、アジアの途上国の都市、日本政府、国際機関が参加し、経済発展をしつつ一気に低炭素都市を目指す「“一足飛び(リープフロッグ)”型発展」に向けた取り組みの優良事例を紹介するとともに、克服すべき課題について議論を行った。その結果、アジアの都市がローカルな環境対策に加えてグローバルな気候変動対策を求められており、その解決のためには、JCMの活用による資金支援・都市間連携・人材育成等様々な手段を複合的に用いて、低炭素都市形成を目指すことが重要との認識を共有した。2)では、日本政府(環境省・外務省・経済産業省)、自治体(川崎市・北九州市・横浜市)が参加し、海外に展開しうる我が国の優れた環境技術を持つ企業への支援を紹介した。また、企業が必要とする様々な情報を提供するプラットフォームが立ち上げられたという。