シャープ(株)は、関西リサイクルシステムズ(株)(KRSC)と共同で、使用済み薄型テレビから回収したプラスチックのリサイクル技術を開発したと発表した。薄型テレビの筐体には、剛性や耐衝撃性、難燃性などの特性が高いプラスチックが多く使われているが、長期使用によりこれらの特性が低下するため、従来のリサイクル技術では製品部材として再生利用することは困難であった。今回、製造メーカーや使用年数が異なる薄型テレビのプラスチック(PC+ABS樹脂)から生成される再生材を、新品材料と同等の特性に回復させる添加剤の処方を開発。KRSC第2工場で回収した使用済み薄型テレビに同技術を導入し、その再生材をシャープ製の車載用プラズマクラスターイオン発生機の部材に採用した。シャープでは今後、薄型テレビ廃棄量の大幅な増加に対応し、同技術の同社製品部材への採用を進めるとともに、「自己循環型マテリアルリサイクル技術」の対象素材を拡大し、限りある資源の有効活用を通じて循環型社会の構築に貢献していくという。
情報源 |
シャープ(株) ニュースリリース
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機関 | シャープ(株) |
分野 |
ごみ・リサイクル |
キーワード | 循環型社会 | リサイクル | マテリアルリサイクル | シャープ | プラスチック | テレビ | 再生利用 | 技術 | 再生材 | 関西リサイクルシステムズ |
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