環境省は、東日本大震災の被災3県沿岸市町村の災害廃棄物処理の進捗状況(平成25年10月末現在)を公表した。岩手県、宮城県、福島県の沿岸市町村では、東日本大震災の地震や津波などの被害で発生した災害廃棄物が大量に発生した。今回の進捗情報によると、災害廃棄物1,635万トンのうち、1,447万トン(89%)の処理を完了し、9月末(1,327万トン(85%))と比較すると76万トン(4%)増加した。また、津波堆積物1,029万トンのうち、793万トン(77%)の処理を完了し、9月末(720万トン(69%))と比較すると73万トン(8%)増加した。さらに、広域処理を実施済み又は実施中の事業は、1都1府16県90件となり、うち64件が受入完了(受入済量約55万トン(約82%))となった。