愛媛県は、2011年度(平成23年度)の愛媛県内の温室効果ガスの排出状況等を公表した。2011年度の温室効果ガス総排出量は2,234万4千トン-CO2で、前年度(2010年度)と比べると15.1%増加し、基準年(1990年度)の排出量と比較すると17.1%増加した。前年度と比べて増加した主な要因として、火力発電の増加によって発電に伴う二酸化炭素排出量が増加したことを挙げている。一方、平成24年度の県自らの事務及び事業に伴う温室効果ガスの排出状況は58,836t-CO2となり、基準年(平成20年度)と比べて10.8%減少した。愛媛県地球温暖化防止実行計画では、平成25年度までに基準年と比べて6%削減を目標にしており、平成24年度の排出量は目標達成の水準になっている。同県では、今後も引き続き、温室効果ガスの排出量削減を進めていくという。