環境省と(独)国立環境研究所は、2013年度(平成25年度)の温室効果ガス排出量(速報値)を、13億9,500万トンと公表した。これは、2012年度比1.6%増、2005年度比1.3%増、1990年度比では10.6%増となる。2012年度と比べて増加した要因は、化石燃料消費量の増加により、産業部門及び業務その他部門のエネルギー起源CO2の排出量が増加したことなどがあげられる。また、2005年度と比べて増加した要因は、火力発電の増加による化石燃料消費量の増加により、エネルギー起源CO2の排出量が増加したことや、オゾン層破壊物質からの代替に伴い、冷媒分野からのハイドロフルオロカーボン類(HFCs)の排出量が増加したことなどがあげられる。なお、今回の算定から、新たに三ふっ化窒素(NF3)を温室効果ガスとして追加し、排出量は140万トン(CO2換算)であった。また、一部のHFCs、パーフルオロカーボン類(PFCs)も、算定の対象に追加している。
情報源 |
環境省 報道発表資料
(独)国立環境研究所 報道発表 |
---|---|
機関 | 環境省 (独)国立環境研究所 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | CO2 | 火力発電 | 環境省 | 温室効果ガス | 国立環境研究所 | 化石燃料 | 排出量 | HFC | ハイドロフルオロカーボン | NF3 |
関連ニュース |
|