大阪ガス(株)は、アイシン精機(株)、京セラ(株)、(株)長府製作所と共同で、家庭用固体酸化物形燃料電池(SOFC)の新製品を開発し、平成26年4月1日から販売を開始すると発表した。同製品は、4社とトヨタ自動車(株)が開発した技術をベースに商品化したもので、現行品と同等の高い効率(発電効率46.5%、総合効率90%)を達成しつつ、低価格を実現したという。同製品は、電気を発生させるセルスタックにセラミックスを使用しており、従来の給湯暖房システムのガス給湯暖房機と比べ、年間のCO2排出量を約1.9トン、年間の光熱費を約9.2万円削減できるという。また、停電発生時でも発電を継続できる自立運転機能を標準搭載しているほか、家庭用燃料電池では日本初となる無線LANモジュールを内蔵したリモコンをラインナップに追加した。