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 北陸先端大など、燃料電池材料の新しい設計方法を実証

発表日:2014.03.25


  北陸先端科学技術大学院大学と名古屋大学は、燃料電池材料の心臓部にあたる水素イオン交換膜の水素イオン伝導性をポリマーの配向性を利用することで高性能化することに成功したと発表した。次世代エネルギーの一つとして注目されている燃料電池の多くの材料には、高性能化や低コスト化が求められ、固体高分子形燃料電池の心臓部である水素イオン交換膜に対しても、高性能と低コストを両立させる設計方針が求められてきた。今回、剛直な主鎖骨格を有するポリイミドの配向性を利用することで室温における水素イオン伝導性を従来材料であるNafion膜と比較して約5倍高めることに成功した。この成果により、燃料電池における、水素イオン交換膜に対して、低コストを維持したまま従来膜よりも高い水素イオン伝導性を得ることができる可能性が強まった。この成果を応用することで将来的には、高効率・低コストな水素イオン交換膜の作成など、環境にやさしい燃料電池(例えばエネファームや燃料電池自動車)への応用展開が期待されるという。

情報源 北陸先端科学技術大学院大学(JAIST) プレスリリース
名古屋大学 プレスリリース(PDF)
機関 北陸先端科学技術大学院大学(JAIST) 名古屋大学
分野 地球環境
キーワード 燃料電池 | 名古屋大学 | 北陸先端科学技術大学院大学 | 水素イオン | ポリイミド | 交換膜
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