農林水産省は、食品中の有害化学物質の含有実態調査の結果をまとめたデータ集(平成23~24年度)をホームページに公表した。同省では、食品の安全性に関するリスク管理に不可欠なデータを得るため、農畜水産物・加工食品中の有害化学物質の含有実態を調べている。今回公表したデータ集は、平成23~24年度に実施した食品中の有害化学物質の実態調査や、平成22年度以前に実施し解析が終了した実態調査の結果を、品目ごとにとりまとめたもの(分析点数約2万4千点)。今回調査した農畜水産物・食品中の有害化学物質の濃度は、ほとんどの試料で定量限界未満であり、対策を講じなければ健康被害が生じる可能性が考えられるものはなく、安全性が高いことが確認された。同省では、現在実施・解析中の含有実態調査の結果についても、2年ごとを目安に、継続的にデータ集としてまとめて公表するという。