(独)科学技術振興機構(JST)は、SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)課題「革新的燃焼技術」における平成26年度研究責任者が確定したと発表した。同課題では、乗用車用のガソリンエンジンおよびディーゼルエンジンを対象とし最大の正味熱効率50%(現在はガソリンエンジン39%、ディーゼルエンジン43%)を実現することにより、二酸化炭素の排出量を大幅削減するとともに、日本の自動車産業の競争力の維持・強化、世界トップレベルの内燃機関研究者の育成を図ることを目的としている。平成26年度は、ガソリン燃焼チーム、ディーゼル燃焼チーム、制御チーム、損失低減チームの4つのチームおよび革新的要素技術の6つの研究開発課題の研究開発を開始する。今回、研究責任者を募集した結果、10名が確定した。