国土交通省は、平成20年11月7日に「環境配慮型3PL手引き」を公表した。3PL(サードパーティ・ロジスティクス)とは、荷主企業に代わって、最も効率的な物流戦略の企画立案や物流システムの構築の提案を行い、かつ、それを包括的に受託し実行することをいい、荷主でもなく単なる運送事業者でもない、第三者として、アウトソーシング化の流れの中で物流部門を代行し、高度の物流サービスを行うもの。今回のとりまとめでは、「3PL事業促進のための環境整備に関する調査検討委員会」を立ち上げ、特に物流事業者の多くを占める中小物流事業者が「環境負荷軽減効果」を荷主に対して提案しながら3PL事業の拡大、継続を図るための方策について検討した。主な内容は、荷主企業に対応した改善提案への取り組み、行動計画の策定と目標の設定、行動計画に基づく取り組みの推進、評価、計画の見直し等である。