福岡市は、平成27年3月22日の福岡地域における微小粒子状物質(PM2.5)高濃度現象について発表した。平成27年3月22日、福岡地域内の元岡測定局(福岡市西区)及び糸島測定局(福岡県糸島市)において、PM2.5の午前5時~7時の平均濃度が85μg/m3を超過し、当日の1日平均濃度が国の暫定指針値(70μg/m3)を超過すると予測されたため、注意喚起が実施された。今回、福岡市や周辺自治体のPM2.5等の大気測定データ、気象庁の天気図や観測データを収集するとともに、福岡市内でPM2.5を採取し成分分析を行った結果、以下の状況から、大陸から黄砂とともにPM2.5濃度の高い気塊が運ばれてきたことが示唆されたという。1)西日本の広い範囲で黄砂などを観測。光化学オキシダント(Ox)が、21日夜間から対馬及び壱岐で、22日の早朝には福岡地域西部でも高濃度になった、2)自動車や工場の排ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)は低い濃度で推移、3)大陸から高気圧が日本沿岸へ移動してきている。
情報源 |
福岡市 記者発表(PDF)
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機関 | 福岡市 |
分野 |
健康・化学物質 大気環境 |
キーワード | 窒素酸化物 | 濃度 | 黄砂 | 測定局 | 光化学オキシダント | 微小粒子状物質 | PM2.5 | 福岡市 | 大気汚染物質 |
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