国立環境研究所は、「汎用IT製品中金属類のライフサイクルに着目した環境排出・動態・影響に関する横断連携研究」(研究代表者:滝上英孝)の成果報告書を公表した。同研究所では、汎用IT製品に含まれる金属類について、その環境中への排出、排出後の動態及びその影響に関する研究に取り組んできた。特にレアメタルは、近年需要が急増している一方で、その有毒性が明らかになりつつあり、製品の製造、流通、使用及びリサイクルといった製品のライフサイクルの各場面に着目し、環境中への排出を監視することが必要になっている。同報告書は、汎用IT製品に含まれる金属類について、1)製品ライフサイクルでの排出調査・解析研究、2)海外E-waste(廃電気電子機器)処理サイトにおける汚染調査、3)レアメタルの大気中濃度の経年変化、4)水土壌圏における動態・環境影響評価研究についての成果をとりまとめている。同研究所では、同報告書が汎用IT製品に含まれる金属類の管理と環境負荷低減に役立つことを期待しているという。
情報源 |
国立環境研究所 報道発表
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機関 | 国立環境研究所 |
分野 |
ごみ・リサイクル 健康・化学物質 環境総合 |
キーワード | ライフサイクル | 国立環境研究所 | レアメタル | 環境影響評価 | 金属 | E-waste | 電気電子機器 | 水・土壌環境 | 大気中濃度 | IT製品 |
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