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 矢野経済研究所、CO2回収・貯留・利用技術に関する将来予測を発表

発表日:2015.04.07


  (株)矢野経済研究所は、CCSU(CO2回収・貯留・利用)技術に関する将来予測を発表した(調査期間:2015年1月~2月)。CCSUとは、CO2回収・貯留(CCS)とCO2利用(CCU)を合わせた造語で、同調査ではCCSとCO2利用(物理的・化学的利用)を総称してCCSUと定義している。調査の結果、CCSは、操業中プロジェクト(2014年時点・世界で13件)の大半は天然ガス精製時に発生するCO2を対象としたものであるが、発電所や製鉄所などから排出される比較的圧力・濃度の低いCO2を対象としたCCSが広がりつつある。また、現状でCCUとして実用化されている技術は石油増進回収(EOR)、尿素増産などごく一部の用途に限られているが、幅広い分野で新たなCO2利用の研究開発、実用化が進展している。さらに、2015年のCCSU世界規模は33Mt-CO2/年で、2030年には1,040Mt-CO2/年、2050年には4,590Mt-CO2/年に拡大すると予測している。

情報源 (株)矢野経済研究所 YRIマーケットNow!
(株)矢野経済研究所 CCSU(CO2回収・貯留・利用)技術の動向&将来展望
機関 (株)矢野経済研究所
分野 地球環境
キーワード CCS | 技術 | CO2回収・貯留 | 矢野経済研究所 | CCU | CO2利用
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