経済産業省と国土交通省は、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会に向けたバイオジェット燃料の導入までの道筋検討委員会を設置すると発表した。バイオジェット燃料は、ICAO(国際民間航空機関)やIATA(国際航空運送協会)が、2020年以降の航空温室効果ガス削減対策として、その利用を促しており、日本のエアラインも導入を検討している。また、バイオジェット燃料の研究開発が国内事業者により進められており、2025~2030年頃をターゲットとした、生産技術の確立を目指しているところである。今回設置する検討委員会では、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会に向けたバイオジェット燃料でのフライトを実現することを目標として、検討するべき課題を明らかにするとともに、今後の検討体制について関係者間で確認し、今後のバイオジェット燃料導入の道筋を描くことを目的とする。なお、第1回会合は、平成27年7月7日に開催される。