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 環境省、「気候変動に関する日中政策研究ワークショップ」の結果を公表

発表日:2015.07.07


  環境省は、平成27年7月2日に中国・北京で開催された「気候変動に係る日中政策研究ワークショップ」の結果を公表した。同ワークショップは、気候変動に関する研究面からの知見について、両国の研究者が意見交換を行う会議。今回、各国における気候変動政策・対策や2020年以降の各国の約束草案、気候変動に係る新たな枠組み交渉(排出削減における透明性のあり方や適応における報告制度のあり方なども含む)、長期目標とのギャップを埋めるための国際的・地域的な協力のあり方等について、活発な意見交換が行われた。これらの議論を踏まえ、更なる排出削減を促すために研究者として何ができるかといった問題提起が行われ、以下の議論が行われた。1)排出削減の問題は、ピークアウト、エネルギー戦略の改善のみならず、低炭素で持続可能な成長を念頭においた経済発展の仕方、都市化の進展に伴う社会インフラのインパクト、産業構造の変遷などのマクロ経済への影響、少子高齢化、大気汚染の改善などの社会問題とも密接に関わっている、2)国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)で新たな枠組みが構築された後も、各国がどの程度、何が実現できるのかを考えていく必要がある。各国の目標は柔軟性があるべきであり、将来調整ができるようなものとすべきである。

情報源 環境省 報道発表資料
環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 地球環境
キーワード 環境省 | 気候変動 | 気候変動枠組条約 | 中国 | ワークショップ | 政策 | 排出削減 | 適応 | 枠組み | 約束草案
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