環境省は、平成26年9月2日に中国・北京で開催された「気候変動に係る日中政策研究ワークショップ」の結果を公表した。同ワークショップは、気候変動に関する研究面からの知見について、両国の研究者が意見交換を行う会議。今回、2℃目標に係るIPCC第5次評価報告書(AR5)から得られた科学的な知見、2℃目標とのギャップを埋めるための主要国の政策及び国際協力のあり方等について、活発な意見交換が行われた。その結果、以下が確認された。1)2020年以降の枠組み交渉に対して、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)交渉プロセスの外からのインプットが重要で、COP21に向け研究者が政策決定者に対して様々なインプットを行っていく必要がある、2)技術開発の更なる促進や、民間資金の動員が強調されるべきである、3)約束草案に関する事前コンサルテーション及び各国の取組等に関する事後の報告・検証は、透明性を確保するうえで重要である、4)モデリング等の研究の果たす役割が大きい、5)実施の観点から2020年以前の取組の評価も重要である。
情報源 |
環境省 報道発表資料
環境省 報道発表資料 |
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機関 | 環境省 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 環境省 | 気候変動 | 国際協力 | 中国 | IPCC | UNFCCC | ワークショップ | 政策 | 第5次評価報告書 | 国連気候変動枠組条約 |
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