政府は、平成26年12月1日から14日に、ペルー・リマで開催された「気候変動枠組条約第20回締約国会議(COP20)」、「京都議定書第10回締約国会合(CMP10)」の結果概要を公表した。同会合では、特別作業部会(ADP)及び2つの補助機関会合(SBSTA、SBI)等での交渉を経て、各国の閣僚間でさらに協議を重ねた結果、最終的に2020年以降の枠組みに向けて各国が提出する約束草案等に関する決定を含むCOP及びCMPの決定等が採択された。2020年以降の枠組みについては、2015年のCOP21に十分先立って(準備のできる国は2015年第1四半期までに)提出を招請されている約束草案を提出する際に示す情報(事前情報)等を定めるCOP決定(気候行動のためのリマ声明)が採択された。また、「新たな枠組みの交渉テキスト案の要素」を別添とするとともに、来年5月の交渉テキスト案作成に向けて更なる検討を行うことが決定された。次回のCOP21は、フランス・パリで開催される。