環境省は、平成26年11月6日から7日にベネズエラのカラカスで開催された、「国連気候変動枠組条約第20回締約国会議(COP20)閣僚級準備会合」(プレCOP)の結果を公表した。同会合では、同年12月にペルーのリマで行われるCOP20において目指すべき成果等について意見交換が行われた。また、市民社会との対話セッションでは、NGO等の参加を得て、2020年枠組みに対する期待や締約国に対する提言等が表明されるとともに、気候変動に関するプロセスへの市民社会の参加促進等について意見交換が行われた。さらに、閣僚セッションでは、約束草案、2015年合意の要素について意見交換が行われた。日本は、約束草案の中心は「緩和」であるべきで、新たな枠組みにおいて各国は1)定量化可能な約束草案の提出、2)約束草案達成に向けた対策措置の実施、3)実施状況のレビューを受けることについて義務を負うべき等を主張した。