環境省は、平成27年度地熱・地中熱等の利用による低炭素社会推進事業(温泉熱多段階利用推進調査事業)の採択結果を公表した。地熱・地中熱等を利用した取組は、二酸化炭素の排出削減の観点から非常に有効であるが、そのポテンシャルを十分に有効活用できていない。同事業は、環境に配慮した地熱・地中熱等利用事業の初期コスト低減による自立的普及を促し、地域のニーズや特性に適した環境保全型低炭素社会の構築を目的とするもの。今回、公募のあった事業について採択基準に沿って審査を行った結果、以下の2件を採択した。1)大分県:温泉・地熱利用推進事業、2)鳥取県:羽合温泉における温泉熱多段階利用推進調査事業。