環境省は、平成27年度地熱・地中熱等の利用による低炭素社会推進事業(地熱・地中熱等利用事業のうち温泉施設における温暖化対策事業)の2次公募を実施すると発表した(公募期間:平成27年8月3日~31日17時必着)。地熱・地中熱等を利用した取組は、二酸化炭素の排出削減の観点から非常に有効であるが、そのポテンシャルを十分に有効活用できていない。同事業は、環境に配慮した地熱・地中熱等利用事業の初期コスト低減による自立的普及を促し、地域のニーズや特性に適した環境保全型低炭素社会の構築を目的とするもの。今回募集するのは、1)温泉水を熱源とするヒートポンプ設備を整備する事業、2)温泉に付随する可燃性天然ガスを熱源とするボイラー等設備を整備する事業、3)温泉に付随する可燃性天然ガスを熱源とするコージェネレーション設備を整備する事業、となっている。同省では、応募者より提出された実施計画書等を基に厳正に審査を行い、予算の範囲内で補助事業者を選定するという。