神奈川県は、小形風力発電プロジェクトを公募すると発表した(公募期間:平成27年8月10日~9月9日)。平成24年7月から開始した固定価格買取制度を追い風に、再生可能エネルギーの普及は進んできたが、都市部において再生可能エネルギーによる発電量を増大させていくためには、太陽光発電に加えて雨天・曇天時や夜間にも発電できる小形風力発電の普及を図る必要がある。今回実施するプロジェクトは、固定価格買取制度の20kW未満の買取価格(55円/kWh)を活用して、小形風力発電事業の採算が確保できることを検証し、その結果を公表して普及につなげることを目的とするもの。対象となるのは、法人格を有する団体(複数事業者、共同企業体(JV)、特別目的会社(SPC)等でも可)が、小形風力発電設備を県内で実際に設置し、固定価格買取制度を活用して全量売電を行い、効果をPRする事業となっている。同県では、平成27年9月下旬に選考結果を公表する予定という。