仙台市は、仙台市創エネルギー導入促進助成制度を創設し、平成27年11月9日から制度を開始すると発表した。同市では、東日本大震災時のエネルギー供給の途絶などの経験と教訓を踏まえ、災害に強くエネルギー効率が高い分散型エネルギーの創出や環境負荷の小さい次世代エネルギー等に関する研究開発の推進などによるエネルギー自律型のまちづくりを進めている。今回の制度では、仙台市内において、1)クリーンで安定的なエネルギーの製造・供給を行う事業所、2)次世代エネルギー等の研究開発・実証実験を行う施設、を新設・増設する民間事業者に対して、固定資産税等相当額分を助成する。交付要件は、1)が投下固定資産相当額1億円以上(発電方法により要件を緩和)、仙台市内の第三者である需要家にエネルギーを供給する事業であることなど、2)が投下固定資産相当額1千万円以上、次世代エネルギー又はエネルギーに関する革新的な技術等についての研究開発・実証実験を行う事業であること、である。