(株)IHIは、石炭火力発電所において、熱量比率25%・重量比33%のバイオマス混焼による安定運転を達成したと発表した。石炭火力発電における石炭の代替燃料として、カーボンニュートラルであるバイオマスを活用して環境負荷低減の実現を目指す様々な取組が注目されている。IHIではこれまで、相生事業所内の自社試験設備においてバイオマス単独粉砕試験、燃焼試験等、バイオマス高比率混焼に関する研究開発を進めてきた。今回、新日鐵住金(株)釜石製鐵所内エネルギー工場で、純国産木質ペレット燃料を用いた実証を行った結果、国内最大級のバイオマス発電出力(36MW)を高効率で達成した。実証された燃焼方式は、既存の発電設備に小規模な改造を加えることで、現状数%程度に留まっているバイオマス混焼率を格段に引き上げることが可能で、混焼比率を50%以上としてCO2排出原単位半減することも技術的に可能とのこと。今後は、この成果を活かして実機設計を行い、2017年度の商用運転開始を目指すという。
情報源 |
(株)IHI プレスリリース
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機関 | (株)IHI |
分野 |
地球環境 ごみ・リサイクル |
キーワード | 火力発電 | 石炭 | バイオマス発電 | バイオマス | 実証 | IHI | 木質ペレット | 混焼 | 新日鐵住金 |
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