関西電力(株)は、2008年8月29日、舞鶴発電所1号機(出力90万kW)でバイオマス混燃の本格運転を開始したと発表した。これは、同社の地球環境問題への取組みの一環として、環境に優しいバイオマスを利用した発電を行い、化石燃料の消費量抑制によるCO2削減を図るもの。具体的には、「おがくず」や「かんなくず」等を乾燥・粉砕し、圧力を加え、直径6mmから8mm程度の円筒状に加圧成形した100%木質の固形燃料である木質ペレットを使用し、石炭と混焼する。年間約6万トンの木質ペレットを使用し、これによりCO2排出量を年間約9.2万トン削減できるという。現在、平成22年8月の運転開始をめざし2号機(出力90万kW)の建設も進んでいる。