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 IHI、国内発電所向け超々臨界圧石炭火力発電ボイラを受注

発表日:2015.12.01


  (株)IHIは、電源開発(株)(J-POWER)の火力発電所向けに、超々臨界圧大型石炭火力発電ボイラ(出力600MW×1基)を受注したと発表した。石炭火力発電は、燃料の供給安定性や優れた経済性、及び高い信頼性により、今後も国内の重要なベースロード電源としての役割を期待されている。一方で、経年化が進んだ発電設備を最新鋭の設備にリプレースすることによって発電効率を向上させる必要性が高まっている。今回受注したボイラは、広島県竹原市の竹原火力発電所内の経年化が進んだ石炭火力発電設備2基を最新鋭の1基にリプレースするプロジェクト向け。蒸気を超高温・超高圧化することで発電効率を高め、燃料の使用量と二酸化炭素の排出量を抑制することが可能である。また、世界最高水準の発電効率を誇るJ-POWER磯子火力発電所 新1・2号機を上回る蒸気温度条件を実現することで、発電効率の更なる向上による低炭素化と大気環境の保全に大きく貢献するという。なお、運転開始は2020年度の予定。

情報源 (株)IHI プレスリリース
機関 (株)IHI
分野 地球環境
キーワード 火力発電 | 石炭 | 発電効率 | CO2排出量 | ボイラ | 電源開発 | IHI | 蒸気 | 発電設備 | 超臨界圧
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