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 (独)国立環境研究所、金属スクラップの発生・輸出・火災に関する研究成果等を発表

発表日:2008.12.26


  (独)国立環境研究所は、海上保安庁、消防庁及び東京大学との協力による研究「有害物質管理・災害防止・資源回収の観点からの金属スクラップの発生・輸出状況の把握と適正管理方策」(代表研究者:寺園淳)の概要を発表した。同研究では、中国などへの輸出金属スクラップにおける有害物質等の混入状況、火災の発生原因等の知見が不足し、適切な安全管理・行政指導が行えていない状況にあることを受け、金属スクラップの発生源、内容物の分類・組成調査や火災実験などを通じて、有害物質管理・防災・資源回収の観点から金属スクラップの発生・輸出の実態を解明し、適正管理方策を提示することを目的としている。平成20年度は、火災現場の現地調査や、輸出予定の金属スクラップの内容物調査を実施し、有害物質、火災原因物質等を発見した。今後さらに調査を継続し、火災発生の原因解明や事例収集・解析、バーゼル法による輸出確認の課題の検討などを行う予定。

情報源 (独)国立環境研究所 記者発表
機関 (独)国立環境研究所
分野 ごみ・リサイクル
キーワード 国立環境研究所
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