東京ガス(株)は、東京都荒川区の水素ステーションについて、一般商用の水素ステーションとして営業を開始したと発表した。同社では、2003年5月から2015年8月まで実証・研究開発事業として、東京都の荒川区の水素ステーションの運転を行ってきた。今回の一般商用の水素ステーションへの転用は、燃料電池自動車の更なる普及促進を図るもの。同ステーションでは、現地で都市ガスから製造した水素を燃料電池自動車に充填する「オンサイト方式」の水素ステーションであり、製造した水素をステーション内にて燃料電池自動車へ充填するだけでなく、水素製造装置を持たない「オフサイト方式」の水素ステーションへも出荷することができる。同社では、今後も燃料電池自動車の普及に向けた水素供給の基盤確立に貢献するとともに、将来の水素利用拡大に向けた準備を行っていくという。