東北大、バイオマスの前処理に泡の圧潰衝撃力活用で超音波よりも処理効率20倍以上を実証

発表日:2016.02.16

東北大学は、バイオマスの前処理に泡の圧潰衝撃力を活用することで、超音波よりも処理効率を20倍以上向上できることを実証したと発表した。非可食の稲わらや廃木材などのセルロース系バイオマスはセルロースやリグニンから成り、セルロースは酵素による加水分解により単糖を経て燃料に、リグニンは化成品に有効利用できる。しかしながら、セルロース系バイオマスのセルロースは、リグニンによって覆われており、強固な結晶構造を有するため、リグニンを除去し、結晶構造を破壊する「前処理」が必要不可欠であった。今回研究グループでは、「前処理」に、超音波の代わりに流れ場を用いて発生させたキャビテーション(流動キャビテーション)を用いることにより処理効率を20倍以上向上できることを実証した。この成果は、様々な化学反応プロセスに有効利用できる可能性があり、環境負荷を低減したグリーンケミストリーに貢献できる可能性があるという。

新着情報メール配信サービス
RSS