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 国交省、燃料電池二輪自動車等の技術基準を策定

発表日:2016.02.23


  国土交通省は、世界に先駆けて燃燃料電池二輪自動車等の安全基準を策定したと発表した。国内自動車メーカーにおいて、二輪の燃料電池自動車の開発が進んでいる。今回、この状況に鑑み、道路運送車両の保安基準の細目を定める告示等を改正し、燃料電池二輪自動車等に関し、二輪自動車特有の要件を盛り込んだ安全基準(高圧ガス燃料装置の強度、構造、取付方法等)を策定した。改正概要は、以下のとおり。1)自動車に備えるガス容器及び容器附属品(容器安全弁等):容器保護要件として、転倒時等において路面と直接衝突しないこと等の技術的要件を義務付け、2)容器安全弁作動時の水素放出:水素放出方向は車両底面垂直方向に義務づけ、3)車両から排出される気体の水素濃度:基準を設定、4)車室等の水素濃度:3%を超えた場合には運転者に警告し、4%を超えた場合には燃料の供給を遮断することを義務付け。これにより、今後、燃料電池二輪自動車の普及及び日本国内の自動車メーカーの国際競争力の確保に資するものと期待されるという。

情報源 国土交通省 報道発表資料
機関 国土交通省
分野 地球環境
キーワード 水素 | 国土交通省 | 燃料電池自動車 | 二輪車 | 安全基準 | 技術基準
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