新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)及びアルハイテック(株)は、アルミ系複合材廃棄物から水素を発生させる検証プラントの完成・稼動開始について発表した。アルハイテックではNEDOの「戦略的省エネルギー技術革新プログラム(実用化開発)」において、リサイクルが困難と言われていたアルミ系廃棄物からアルミを分離し水素を発生させ、発電に利用するシステムを開発している。今回、朝日印刷(株)富山工場内に、過年度のシステム開発の成果を活かした検証プラントを設置した。原料となるアルミ系廃材等は、先ずパルプとアルミ等に分離され、アルミ等を乾留炉で蒸し焼きにすることでアルミを分解し、特殊なアルカリ溶液と反応させて水素を発生する仕組み。連続的に、1時間あたり2kgの水素を発生させることに成功しており、今後、水素発生量を時間当たり約5kgに増やす予定。また、処理過程の副産物(パルプ、油、水酸化アルミ)の有効利用と経済性を検証するとともに、その他の技術的課題解決や省エネルギーの検証についても、引き続き実施していく予定という。
情報源 |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) ニュースリリース
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機関 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) アルハイテック(株) 朝日印刷(株) |
分野 |
地球環境 ごみ・リサイクル |
キーワード | 水素 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO | 発電 | 廃棄物 | 水素エネルギー | アルハイテック | 朝日印刷 | アルミ |
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