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 JAMSTECなど、北極海において植物プランクトンの通年の生物量変化を初観測

発表日:2016.04.29


  海洋研究開発機構(JAMSTEC)は、文部科学省が2011年度から開始したGRENE北極気候変動研究事業(代表機関:国立極地研究所)の一環として、北海道大学などと共同で、北極海の植物プランクトンの通年の生物量変化を初観測したことを発表した。北極海では春に海氷融解に伴って光合成に必要な入射光量が増加し、植物プランクトンの増殖(ブルーム)が起きることが知られている。特に太平洋側北極海にあるチャクチ海南部では、ブルームの規模が大きく、植物プランクトンを餌とする多様な生物が集まるホットスポットと呼ばれている。2012年7月から2014年7月にかけてチャクチ海南部のホープ海底谷で係留系観測を実施し、この海域の植物プランクトンの通年の生物量変化をとらえることに成功した。また、海洋地球研究船による海洋観測の結果、ホープ海底谷は有機物の貯蔵庫の役割を果たしており、ホットスポットを支えていることを突き止めたという。

情報源 海洋研究開発機構(JAMSTEC) プレスリリース
北海道大学 プレスリリース(PDF)
国立極地研究所 研究成果
機関 海洋研究開発機構(JAMSTEC) 北海道大学 情報・システム研究機構 国立極地研究所
分野 地球環境
キーワード 海洋研究開発機構 | 北海道大学 | 海洋生態系 | JAMSTEC | ホットスポット | 植物プランクトン | 国立極地研究所 | ブルーム
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