オリンパス(株)は、国内の10事業場で全廃棄物の最終処分量を総排出量の1%以下にするゼロエミッションを達成した。同社では、2007年6月までに、直接最終処分もしくは焼却後に最終処分する廃棄物についてのみゼロエミッションを達成していたが、今回、再資源化する廃棄物についても、徹底的な分別と素材ごとの部品の手分解により、最終処分量の少ない処理方法に変更。その結果、全廃棄物の最終処分量を総排出量の0.2%とした。同社では、「資源の有効利用と最終埋立の低減」を、2006年度からの5ヶ年中期環境基本計画「エコロジービジョン21」で重点施策に掲げており、今後は国内のみならず、活動範囲を中国の生産拠点にも拡大し、ゼロエミッション活動を進めていくという。