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 三菱電機(株)、高速分析技術によりリサイクルプラスチックの大量回収が可能に

発表日:2009.02.18


  三菱電機(株)は、使用済み家電製品のリサイクルで得られる「混合破砕プラスチック」から、RoHS指令対象物質を含有したプラスチックを高速に検知して除去するプラスチックリサイクル技術を開発した。この技術は、臭素系難燃材(RoHS指令対象物質)を含む破砕片をX線透過像方式で高速検知し、エアガンで選択除去を行うというもの。同技術と従来の比重・静電選別技術と組み合わせることで、RoHS指令に適合した高品質なプラスチック素材の回収量を、PS(ポリスチレン)、ABS(アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン)で約1.3倍向上できるため、プラスチックの自己循環リサイクル量を拡大して資源を有効活用し、CO2排出量を削減できるという。同社は今後、2010年に家電製品リサイクルプラントの量産ラインに適用することで、自己循環リサイクルを推進し、資源の有効活用によるCO2排出量低減や地球環境保全を進めていくという。

情報源 三菱電機(株) ニュースリリース
機関 三菱電機(株)
分野 ごみ・リサイクル
健康・化学物質
キーワード リサイクル | 家電製品 | 三菱電機 | プラスチック | RoHS | ABS | ポリスチレン | 臭素系難燃材
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