本田技研工業(株)は、食用として供さない植物の茎や葉など、セルロース類を原料としたバイオエタノールの製造技術確立と実用化に向け、千葉県及びかずさアカデミアパーク研究所等立地推進協議会と、「かずさアカデミアパークへの研究所等の立地に関する協定書」を締結し、新たな研究施設の建設を決定したと発表した。新施設は、かずさアカデミアパーク内(千葉県木更津市)に建設され、敷地面積は5,000m2、延べ床面積は約1,050m2の予定。2009年4月に建設を開始し、11月の稼働開始を目指すという。同社は、2006年より(財)地球環境産業技術研究機構とバイオエタノールの製造技術に関する共同研究を継続しており、2007年4月より、実験装置を用いたバイオエタノール変換プロセスの研究を行っている。今回同社は、将来の実用化に向け、より大規模な実験装置を用いた研究が必要となり、新施設の建設を決定したという。