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 北海道大など、赤外線カメラを用いた野生哺乳類の活動性に関する研究成果を公表

発表日:2016.10.13


  北海道大学は、酪農学園大学、森林総合研究所、東京農工大学との共同研究チームによる哺乳類8種の日周活動性(一日の活動パターン)の解析結果を発表した。同研究チームは、2012年6月から2014年6月にかけて、北海道支笏湖東岸の調査地域に、自動的に動物の写真を撮影する赤外線カメラを設置し、長期モニタリングを実施した(カメラトラップ調査)。その結果、調査対象とした哺乳類の日周活動性は、1)昼行型(エゾリス)、2)夜行型(タヌキ、アライグマ)、3)薄明薄暮型(エゾシカ、ユキウサギ)、4)一日中型(ヒグマ、キタキツネ、ホンドテン)に区分できることが分かった。また、昼行型と夜行型の哺乳類の日周活動性は季節的に変化しないが、薄明薄暮型や一日中型では季節変化がみられることを明らかにした。この成果は、膨大なデータで北海道を代表する哺乳類の基礎生態を明らかにするとともに、野生動物管理にも大きく役立つ知見を提供するものであるという。

情報源 北海道大学 プレスリリース(PDF)
森林総合研究所 プレスリリース
東京農工大学 プレスリリース
機関 北海道大学 酪農学園大学 森林総合研究所 東京農工大学
分野 自然環境
キーワード 野生動物 | モニタリング | 森林総合研究所 | 北海道大学 | 哺乳類 | 東京農工大学 | 酪農学園大学 | 赤外線カメラ | 日周活動性
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