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 環境省、国内初となるキタキツネの「鳥インフルエンザ」感染を報告

発表日:2022.04.04


  環境省は、北海道札幌市で回収されたキタキツネの死亡個体から高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを報告した。国内で哺乳類の感染が確認された初の事例であるという。令和4年3月29日に札幌市で回収されたハシブトガラス7羽のうち、5羽について簡易検査を実施したところ5羽全てからA型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が確認され、北海道大学で詳細な検査(遺伝子検査)を実施し、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)であった旨の報告があった。北海道大学は、このハシブトガラスが回収された付近で回収したキタキツネ(死亡個体)について、独自に検査を実施した結果、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が検出されたと同省に報告した。海外においてもキツネの感染は数例確認されているが、高病原性鳥インフルエンザに感染した鳥の捕食により感染した可能性が示唆されており、キツネ同士の感染は確認されていない。また、日常の生活で人に感染することはないと考えられているとのこと。同省では、全国での野鳥の監視強化を継続する。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 自然環境
キーワード 野鳥 | 北海道大学 | 札幌市 | 哺乳類 | 高病原性鳥インフルエンザウイルス | 遺伝子検査 | キタキツネ | H5亜型
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