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 国交省、「都市における生物多様性指標」を改良

発表日:2016.11.16


  国土交通省は、「都市の生物多様性指標(簡易版)」を策定したと発表した。同省では、都市の生物多様性の状況やその確保に向けた取組状況の把握と客観的な評価のために、平成25年5月に同指標(素案)を策定し、その公表後に、地方公共団体における活用状況等を調査した。その結果、指標に必要なデータの不足や精度のばらつき、算定にあたっての技術的ハードルなどが明らかとなった。そのため、「素案」を改良し、地方公共団体が活用し易いよう、簡易版を策定した。簡易版には、生態系ハビタットの多様性・生態系サービス・都市の取組に関する7つの指標ごとに、使用データや調査方法が明記されている。1)全国的に入手可能な国土数値情報(地形、土地利用、公共施設などの国土に関する基礎的な情報をGISデータとして整備したもの)の使用、2)アンケートによる自己評価による算定などを行い、「素案」に基づく評価に必要なデータが蓄積するまでの間、普及啓発等に活用していくという。

情報源 国土交通省 報道発表資料
国土交通省 都市の生物多様性指標(簡易版)の策定について(PDF)
機関 国土交通省
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | 国土交通省 | 都市 | 生態系サービス | 地方公共団体 | 緑地 | 指標 | 動植物
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