環境省は、IPBES(生物多様性および生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム)総会第10回会合の成果を紹介した(開催期間:令和5年8月28日~9月2日、於:ドイツ・ボン)。同会議では「侵略的外来種とその管理に関するテーマ別評価」が議論された他、IPBESの2030年までの作業計画への追加要素、IPBESによる能力構築・知識基盤強化及び政策支援について等が議題とされた。侵略的外来種とその管理を評価した報告書が受理され、政策決定者向け要約(SPM)が承認・公表された。SPMには22のキーメッセージの記述があり、侵略的外来種(世界で3,500種以上)が生物多様性や生態系に加え、経済や食料・水確保、人間の健康等に対する大きな脅威となっていること等が示された。外来種の侵入による2019年の年間経済的コストは4,230億米ドル(日本円で、約59兆円)を超えると推定されという。第11回総会は、ナミビア共和国で開催される(開催予定日:2024年12月10日~16日)。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 外来種 | 生物多様性 | 生態系 | ドイツ | 生態系サービス | IPBES | 侵略的外来種 | ナミビア | 侵入予防 |
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