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 堺市など、下水再生水を熱源とせせらぎに活用

発表日:2014.10.29


  堺市は、イオンモール(株)と関西電力(株)と共同で、「下水再生水の熱利用」と「せせらぎ用水利用」を同時に行う「下水再生水複合利用事業」を実施すると発表した。同市では、三宝下水処理場の高度処理水を堺浜地区に送水する堺浜再生水送水事業を平成21年度から実施している。今回の事業は、堺市が鉄砲町地区において新たに下水再生水の導管敷設を行い、下水再生水で「内川緑地せせらぎ水路」に新たな水源を作り出すとともに、平成28年3月竣工予定の「(仮称)イオンモール堺鉄砲町」の施設内において、下水再生水の未利用熱を給湯熱源として利用後、空調熱源としても利用し、さらに中水として再利用する試み。一つの施設内で下水再生水を給湯熱源として利用後、空調熱源としてカスケード利用する事例、および下水再生水を熱源として利用後、水源に複合利用する事例はいずれも全国初の実証事業で、この取組みによって年間で7.2%の省エネルギー効果と、14tの二酸化炭素(CO2)削減効果が見込まれている。送水規模は日量約1,500m2で、平成26年11月から下水再生水供給施設の工事を開始する予定という。

情報源 堺市 報道提供資料(PDF)
堺市 報道提供資料
関西電力(株) プレスリリース
機関 堺市 関西電力(株) イオンモール(株)
分野 地球環境
ごみ・リサイクル
水・土壌環境
キーワード 下水処理 | 関西電力 | 堺市 | 空調 | 水源 | イオンモール | 熱利用 | 未利用熱 | 下水再生水
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