環境省は、平成27年度海洋環境モニタリング調査結果を公表した。同調査は、日本周辺海域における水質・底質・海洋生物(生体濃度)の状況、生物群集、プラスチック類等について調査し、海洋環境の状況を把握することを目的としたもので、日本周辺の海域を8年程度で一巡する計画となっている。平成27年度は、1)陸域起源の汚染を対象とした調査:北海道南西部の噴火湾から南東の沖合に伸びるA測線、親潮域・黒潮域・東シナ海域・日本海域の4海域、2)廃棄物の海洋投入処分による汚染を対象とした調査:静岡県下田沖の廃棄物(一般水底土砂)の排出海域、3)底質中の有機フッ素化合物に関する追跡調査:大阪湾沖の測点、を行った。その結果、過去の調査結果と比較して同様の結果が得られた。また、投入処分による影響や、高濃度のPFOSは確認されなかった。同省では、今後も引き続き汚染の状況に大きな変化がないことについて定期的な監視を行っていくという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
環境展望台「環境GIS 海洋環境モニタリングマップ」 |
---|---|
機関 | 環境省 |
分野 |
水・土壌環境 |
キーワード | 海洋生物 | モニタリング | 環境省 | 水質 | 底質 | 廃棄物 | 海洋環境 | 底生生物 |
関連ニュース |