神奈川県、横浜市及び川崎市は、燃料電池フォークリフトを導入したと発表した。3市では、民間企業と連携し、CO2フリー水素サプライチェーンの構築を図る実証事業(環境省委託事業「平成28年度地域連携・低炭素水素技術実証事業」)を進めている。今回、実証事業の一環として、横浜市中央卸売市場本場青果部及び(株)ナカムラロジスティクスに、水素を燃料とする燃料電池フォークリフトを首都圏で初めて導入した。燃料電池フォークリフトは、移動中のCO2排出量をゼロにできるほか、約3分の水素充填で約8時間連続稼働できる。また、従来の電動フォークリフトの連続稼働には予備バッテリーが必要であったが、燃料電池フォークリフトでは予備バッテリーの購入・保管は不要となり、省スペースを実現したという。