環境省は、青森県で回収された死亡個体から高病原性鳥インフルエンザウイルス検出されたと発表した。今回報告されたのは、1)青森県八戸市で回収されたオオハクチョウ1羽の死亡個体(平成28年12月8日)について、確定検査を北海道大学において実施したところ、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N6亜型)が検出されたもの。12月15日時点での野鳥等における確定検査の確認件数(飼育鳥類、糞便、水検体含む)は、12道県65件となった。この他、2)新たに簡易・遺伝子検査で陽性となった野鳥(三重県多気郡明和町、名古屋市東山動植物園、新潟県阿賀野市、茨城県水戸市、青森県弘前市・東津軽郡平内町・むつ市、北海道河東郡音更町)について、確定検査機関で検査中であること、3)確定検査においてA型鳥インフルエンザウイルスは検出されなかったこと等から、長野県安曇野市に設定されていた野鳥監視重点区域が12月14日に解除したことが報告された。