国土交通省は、豪州海事安全局と液化水素タンカーの安全基準(IMO(国際海事機関)暫定基準)の適用について確認した。現在、豪州の未利用褐炭から製造した水素を、日本に専用タンカーで大規模海上輸送するNEDOの実証プロジェクトが進められている。一方、液化水素タンカーの安全基準の適用については、IMO暫定基準(2016年11月採択)を関係国の海事当局間が確認することとされている。そのため、2020年就航予定の実証船建造に先立ち、平成29年1月11日にオーストラリア・キャンベラにおいて、日豪海事当局間協議が行われた。協議で確認された事項は、1)運送する貨物は、豪州ビクトリア州の褐炭から生成される液化水素であること、2)IMOが勧告した液化水素運搬船の暫定基準に則り船舶を建造及び運航することにより、両国間での液化水素運送の安全が確保されること、の2点である。今回の確認により、実証船の建造着手および水素サプライチェーン構築に向けたプロジェクトの準備が整ったという。
情報源 |
国土交通省 報道発表資料
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機関 | 国土交通省 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 国土交通省 | IMO | オーストラリア | 輸送 | 水素製造 | タンカー | 安全基準 | 褐炭 | 液化水素 | HySTRA |
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