環境省は、平成27年度ダイオキシン類対策特別措置法施行状況を公表した。これは、ダイオキシン類対策特別措置法の施行状況等を把握するため、都道府県等110地方公共団体からの報告に基づき、平成27年4月1日から平成28年3月31日までを対象に、取りまとめたもの。平成27年度の特定施設数(同法施行令第1条に定められた施設)は、大気基準適用施設が9,486件、水質基準適用施設が3,675件となり、それぞれ前年度に比べて減少した。また、立入検査は大気3,891件・水質850件で実施され、命令が発令された件数は大気4件・水質0件、指導が行われた件数は大気1,415件・水質83件であった。さらに、設置者による測定結果は、大気6,754件、水質534件報告されている。土壌汚染対策の状況は、新たに土壌汚染対策地域に指定された地域はなかった。