国土交通省は、平成11年に策定した「下水道における地球温暖化防止実行計画策定の手引き」を改訂し、新たに「下水道における地球温暖化防止推進計画策定の手引き」としてとりまとめた。これは、京都議定書目標達成計画(平成20年3月閣議決定)の確実な達成、及び京都議定書の第一約束期間終了後の平成23年度以降の温室効果ガスの更なる排出削減に向けて、今後、下水道分野における地球温暖化防止対策をより一層推進していくためのもの。平成11年以降の地球温暖化防止に関する社会情勢や法制度の変化、下水道分野における省エネ・新エネ対策の多様化を踏まえ、1)中長期的な目標設定、2)排出量原単位等による目標設定、3)多様な主体と連携した取り組みの推進のほか、排出係数の最新データへの修正、排出量算定の具体的な計算事例の掲載などの改訂を行った。