東京都などは、近隣都県市と連携した「夏季の揮発性有機化合物(VOC)対策」を、平成29年6月から実施すると発表した。夏季は、気温が高く日射量が多いことから、光化学オキシダントが高濃度になりやすく、近年も光化学スモッグ注意報が発令されている。こうした状況を改善するため、今年度も、東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県・横浜市・川崎市・千葉市・さいたま市・相模原市では、「夏季のVOC対策」重点実施期間(平成29年6月~9月)を設定し、連携してVOCの削減に取り組む。連携内容は、VOCを排出する事業者(有機溶剤を取り扱う工場・事業場など)に対し、保管容器のふた閉めなどの基本的な取組の徹底や低VOC製品の使用等を、ホームページや共通リーフレットの配布、立入検査時の指導等を通じて呼びかける。さらに、光化学スモッグ注意報等の発令に関して、各都県市のホームページ等で、情報提供を行うという。なお、VOCの削減は浮遊粒子状物質(SPM)や、微小粒子状物質(PM2.5)の低減にも有効という。
情報源 |
東京都 報道発表資料
埼玉県 県政ニュース 千葉県 報道発表資料 相模原市 発表資料(PDF:334KB) |
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機関 | 東京都 埼玉県 千葉県 相模原市 |
分野 |
健康・化学物質 大気環境 |
キーワード | 東京都 | VOC | 揮発性有機化合物 | 光化学スモッグ | 光化学オキシダント | 事業者 | 神奈川県 | 排出抑制 | 埼玉県 | 千葉県 |
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