東京大学と筑波大学は、新たな遠距離セシウム検出法とセシウム吸着剤を同時開発した。前者は、セシウムイオンをシアン化物が架橋した金属骨格の中に閉じ込めると、ゆっくり振動するという着想に基づき、その挙動を格子振動(フォノンモード)計算とテラヘルツ(THz)分光測定により解明し、THzを利用したセシウムイオン検出法として有効であることを確認したもの。後者は、検出マーカーとして開発したマンガン-鉄シアノ骨格錯体が、セシウム吸着材料として知られているプルシアンブルーよりも高い収量でセシウムイオンを捕捉できることを見出したもの。これらの成果は、危険な環境や有害な状況下において、セシウムイオンの非接触検出と回収を行う技術として展開が期待できるという。
情報源 |
東京大学大学院理学系研究科 プレスリリース
筑波大学 注目の研究 |
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機関 | 東京大学 筑波大学 |
分野 |
健康・化学物質 |
キーワード | 東京大学 | 吸着材 | シアン化物 | セシウム | プルシアンブルー | 筑波大学 | 検出 |
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