環境省と水産庁は、国際原子力機関(IAEA)との共同事業の一環として実施する海洋試料及び水産物試料採取を実施する(実施期間:令和5年10月19日~23日)。これまで、放射性セシウムの分析結果の比較評価を行ってきたが、令和4年から、ALPS処理水に係るトリチウム等の分析結果についても、同様の手法で比較評価することとなっている。今回は、IAEAに加え、更なる信頼性の確保のため、IAEAから指名されたカナダ、中国及び韓国の分析機関が参加する。IAEAでは、日本政府の要請に基づき、我が国の海域モニタリングデータの信頼性、透明性の確保について日本政府を支援するため、2014年度から分析機関間比較(ILC:Interlaboratory Comparison)を実施している。ILCは、東京電力福島第一原子力発電所の廃炉について、2013年度にIAEAがとりまとめた報告書に記載された海洋モニタリングに関する助言のフォローアップとして開始されたプロジェクト。同事業の結果は過去6回報告されており、直近の2021年度実施分の報告書において、「引き続き、放射能の分析に参加した日本の分析機関の試料採取方法は適切であり、参加した日本の分析機関が高い正確性と能力を有している」とされている。
情報源 |
環境省 報道発表資料
水産庁 報道発表資料 国際原子力機関(IAEA)による日本の海洋試料採取等の確認(PDF) |
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機関 | 環境省 水産庁 |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | 中国 | カナダ | 韓国 | 福島第一原子力発電所 | セシウム | 国際原子力機関 | IAEA | ALPS処理水 | トリチウム | 廃炉 |
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