環境省は、平成28年度オゾン層等の監視結果に関する年次報告書を公表した。同報告書は、「特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律(オゾン層保護法)」に基づき、オゾン層の状況、オゾン層破壊物質等の大気中濃度等の監視結果をとりまとめたもの。2016年の年平均オゾン全量の地球規模の分布を、1997~2006年の平均値の分布と比較すると、南北両半球の高緯度と赤道付近で正偏差、それ以外の南北両半球の低緯度と中緯度で負偏差となった。また、2016年に南極域上空で形成されたオゾンホールの最大面積は、9月28日に観測された2,270万km2(南極大陸の約1.6倍)で、過去10年間(2006~2015年)の最大面積の平均値と同程度の大きさであったが、10月中旬から急激に縮小し11月22日に消滅した。一方、オゾン層破壊物質の大気中濃度は、北半球中緯度域(北海道の観測地点)では、HFC(ハイドロフルオロカーボン)の一部の冷媒種の増加は近年ゆるやかになっているという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
環境省 平成28年度オゾン層等の監視結果に関する年次報告書 環境省 オゾン層等の監視結果に関する年次報告書 |
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機関 | 環境省 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 環境省 | 温室効果ガス | オゾン層 | フロン | 南極 | HFC | CFC | HCFC | オゾンホール | オゾン層保護法 |
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