環境省は、平成21年度オゾン層等の監視結果に関する年次報告書を公表した。これは、「特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律」に基づき、1)オゾン層の状況、2)オゾン層破壊物質等の大気中濃度等の監視結果をとりまとめたもの。同報告書によると、2009年のオゾン全量は、1979年を基準として全球規模で約2.3±0.1%減少した。また、2009年に南極域上空で形成されたオゾンホールの面積は、最近10年の平均をやや下回る規模であったものの、現時点でオゾンホールに縮小する兆しがあるとは判断できず、南極域のオゾン層は依然として深刻な状況にあるという。一方、オゾン層破壊物質の大気中濃度に関して、北半球中緯度域(北海道の観測地点)における同省の観測結果によれば、CFCは横ばい又は減少している一方で、HCFCは急速に増加。また、オゾン層は破壊しないものの強力な温室効果ガスであるHFC(ハイドロフルオロカーボン)について、HFC-134aの大気中濃度の増加率は極めて大きいという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 環境省 | 温室効果ガス | オゾン層 | フロン | 南極 | HFC | CFC | HCFC | オゾンホール | ハイドロフルオロカーボン |
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